家族で狭い家に同居しているが、その1人が先日突然激しい嘔吐下痢に襲われ、感染性胃腸炎と診断された。
大学で衛生管理について学んだ私は、我が家の感染対策主任として涙ぐましい努力を重ね、他の家族と自分への感染を回避することに成功している(現在進行形)。
大学で衛生管理について学んだ私は、我が家の感染対策主任として涙ぐましい努力を重ね、他の家族と自分への感染を回避することに成功している(現在進行形)。
ネットニュースでも今年はかなり流行していると出ていたため、実際に我が家が家庭内感染を防げている方法をお伝えしたい。
ちなみに我が家に感染性胃腸炎が持ち込まれたのは人生で5回目だが、この方法で対処するようになってからの3回目以降は家庭内感染が起きていない。
生活の基本
●スリッパ生活推奨
足裏や靴下にウイルスがつくのを防ぐため
深爪や傷があればそこから侵入してくる
●顔を触らない
顔に触れると、目鼻口からウイルスが入る
マスクをすると顔を触る頻度が減る
マスクをすると顔を触る頻度が減る
●こまめに水分補給
冬場は皮膚だけでなく喉や腸の粘膜も乾燥する
冬場は皮膚だけでなく喉や腸の粘膜も乾燥する
乾燥すると侵入したウイルスを排出する力が弱まる
●寒い日でも換気する(5分×最低3〜4回)
・ウイルスが偏った場所に漂わないように、
対角線上の2箇所の窓を開ける
・1時間おきに5分が理想だが、難しければ
3食+寝る前のように決めて実施する
・トイレは特にウイルスが漂うため、
窓開けたままor換気扇つけたままにする
ヒートショック対策で着込んでトイレに行く
手洗い
●タイミング
食事準備前、食事前、外出からの帰宅後、
消毒や掃除の後、トイレの後は絶対
読書やスマホ等何かを触って作業をしたら洗う
●方法
1回あたり30秒が目安
親指、手首、指先、指の股を忘れずに洗う
ウイルスが飛び散らないように水圧低めで洗う皮膚の乾燥はバリア機能が低下するため、
手洗い後には時々保湿クリームを塗る
食事
●感染した人に食べてほしいものの例
おかゆ、湯豆腐、蒸し鶏(胸肉かささみ)や煮物、牛肉赤身の肉じゃが、野菜スープや味噌汁、鍋、白身の煮魚、おでん(蒟蒻抜き)など
●調理する場合のポイント
・調理前に手洗い&ビニール手袋・マスク着用
・エプロンも毎日変える
・繊維の少ない野菜、脂身の少ない肉魚を選ぶ・エプロンも毎日変える
・細かく刻む、脂身は捨てる
・焼く揚げるは控え、煮る蒸す
・油はなるべく避ける、使うなら極少量
・味付けは優しめ、薄味から徐々に足す
ちなみに、大好きなぬか漬けは休んでいる。
素手でのぬか床のお手入れが美味しさの秘訣のため、ウイルスの繁殖と紙一重であることと、塩分が強い漬物は胃腸が弱っている人には不向きなことが理由だ。
●食べる時
・食べる前に手洗いをしたか声をかけあう
(↑我が家ではメンズが忘れがち)
・大きな声では喋らない
・TVを見る場合は手袋でリモコン操作する
・大きな声では喋らない
・TVを見る場合は手袋でリモコン操作する
入浴
●嘔吐下痢の消失後、最低7日は全員シャワー (湯舟経由でのウイルス感染を防ぐため)
●症状がある人は最後に入り、陰部をよく洗う
睡眠
●嘔吐下痢の症状がある人は部屋を分ける●いつでも吐けるように、洗面器orバケツに
ビニール袋を引っ掛けたものを枕元に置く
●症状のある人は、時間を気にしすぎず寝る
(睡眠が何よりの回復薬になる)
消毒・掃除
●嘔吐下痢発生から毎日実施する
嘔吐下痢が治まっても、ウイルスは最長1ヶ月排出されるため、1か月間継続が望ましいが、
難しければ最低でも1週間は継続する
●消毒時は手袋マスクを着用し必ず換気をする
●吐物処理の場合はエプロンもつける
●吐物処理の場合はエプロンもつける
●次亜塩素酸ナトリウム5~6%を準備する
ハイター、ブリーチ、ピューラックス等
朝起きてまずやること
●シンクの消毒①キッチン泡ハイターをかける
↑次亜塩素酸ナトリウムが入っているため
②手袋でまんべんなく広げて15分置く
③清潔な布巾で拭き取る
●消毒液作り
この消毒液は作ってから24時間まで有効
(塩素が飛んでしまうため)
毎朝作って消毒するのが大切
①500mlペットボトルに水を入れる
②次亜塩素酸ナトリウムを10ml入れる
(ペットボトルキャップ2杯分)
③ペーパータオルに消毒液を染ませる
④食事の支度で手が触れるところを拭く
水道の取手、石けんポンプ、調味料、元栓、
コンロ、ガスやタイマーのボタン、机の上、
冷蔵庫、炊飯器、トースター、食器棚など
★以下、消毒または消毒液と記載があったら
特記が無ければこの500mlの消毒液を指す
身の回り
手が触れたら使い終わる度に洗うor消毒する
●洗うものの例
文具、眼鏡、歯ブラシ、エコバック等
文具、眼鏡、歯ブラシ、エコバック等
衣類や食器等は別の項目に記載あり
●消毒するものの例
スイッチ、ボタン、引き出し、カバン、本、
ドアノブ、ティッシュボックス、ケース、
家の鍵、財布、傘の取手、机、椅子等
★スマホ(PC・タブレット等)
・最低でも1日1回は消毒
・トイレに持ち込まない
・調理時にレシピを見る場合は事前に画面消毒
・トイレに持ち込まない
・調理時にレシピを見る場合は事前に画面消毒
床
●乾いたお掃除シートor布に消毒液を浸けて ワイパーで拭き掃除する
★掃除機は使わない
(ウイルスや花粉は舞い上がるため)
(ウイルスや花粉は舞い上がるため)
洗濯
●症状がある人と無い人で分けて洗濯する
症状がある人の衣服、タオルや足拭きシーツ等
+家族全員の手拭きは消毒液*¹に1時間浸す
→その後洗濯機で洗濯する
症状が治まったら塩素系洗剤で洗濯槽洗浄をし、その後も最低1週間は分けて洗濯する
*1 衣服リネン専用の消毒液の作り方
2ℓペットボトル満水あたり次亜塩素酸ナトリウム15ml
(ペットボトルキャップ3杯分)
★嘔吐下痢がついた衣服は密封して捨てるのが望ましいが、難しければ自己責任で消毒する。
トイレ
●流せるシートに消毒液をつけて順に拭く
ドアノブと鍵 →ペーパーホルダー →レバー
ドアノブと鍵 →ペーパーホルダー →レバー
→蓋の表 →裏
シート交換し、便座表 → 裏 → 便器
シート交換し、便座表 → 裏 → 便器
●シートは便器、手袋はゴミ箱へ捨て手を洗う
その後トイレが終わっても手を洗う
●トイレの入り口に消毒液を浸した雑巾を置く
(ウイルスをトイレの外に持ち出さないため)
乾くと意味がないので、消毒液を追加して
常にしっとりさせる
食器・シンク
●症状がある人が使ったものは、素材を確認し
キッチン泡ハイターをかけて15分置き洗う
●シンクも泡ハイターをかけて清潔な布で拭う
お風呂
●カビハイター等の洗剤で掃除する
↑次亜塩素酸ナトリウムが入っているため
椅子、マット、タイル、シャワー持ち手、
蛇口、シャンプーやボディソープなど
感染した人の過ごし方
●楽な姿勢で過ごす
吐き気がひどい時は、急に吐いても窒息しないように横向きで寝て、楽な手足の位置で脱力しておく
むしろ座って過ごす方が楽なこともある
●とにかく眠れるときに寝る
嘔吐下痢を繰り返すと消耗が激しい
栄養補給も難しいため、とにかく寝るのが1番
●吐き気がない時に水分補給をする*²
胃酸で気持ち悪くなったり、口内に違和感が出たりするため、水分補給ができなくても嘔吐のたびに "ぶくぶくうがい" をする
*2 嘔吐の場合、吐き気があるのに飲むと
嘔吐反射を誘発して逆効果になる
嘔吐から30分以上経ち、吐かずに済みそうと思ったらスプーン1杯ずつから飲んでok
飲むのは経口補水液、なければイオンウォーターの水割り(1:1~2:1)
病院受診
嘔吐下痢は、菌やウイルスを排出するために必要だが、嘔吐は消耗するうえ水分補給できなくなる。
吐き気の対処や脱水のリスク確認のためにも、嘔吐下痢が見られたら必ず受診する。
ちなみに、受診したら吐き気止めと下痢対策の整腸剤が出ることが多い。
嘔吐下痢が始まる前日~直前までに食べたものや出かけた場所等は、医師から確認される。
覚えている限り詳細に書き出しておくと良い。
症状が落ち着いてきたら
嘔吐や下痢が治まっても、ウイルスは最長1ヶ月まで排出し続ける。
また、胃腸炎のウイルスはアルコールが効かず、少量の侵入でも感染する程強力である。
周りの人に感染させないためにも、何かしたいときは接触感染予防に必ず手袋をつけて作業する。
息苦しさがなければ、飛沫感染予防にマスクもする。
介護者自身のセルフケア
家事に加えて消毒や看病等、やることの多さや心配・不安から、慣れるまではイライラする。
しかし、体調悪い人の方がもっとイライラしたりしんどかったりしているから、優しくしたい。そしてもっとため込む…(涙)
感染拡大予防が最大の目的のため、頑張りどころにメリハリをつけたい。
頑張るポイント
●吐物処理、消毒
最初の対応が、感染拡大予防にとても肝心。
吐物処理を丁寧に行い、その後は消毒さえ手を抜かずに続ければ大丈夫。
●吐物処理・消毒中は気持ちを落ち着かせる
私の場合、家族の嘔吐下痢発生日は、看病や吐物処理で、睡眠時間が1.5時間だった。
すると、消毒や看病をこなすうちに頭と体が疲れてきて、感情がよくわからないまま自然と涙が出ていた。
今回は、涙を流したまま黙々と作業を続け、全て終えて手を清潔にしてから涙を拭ったが、過去に吐物処理中に涙が出た勢いで感情が高ぶった時は、翌日自分も発症してしまった。
あくまで推測だか、泣くことで無意識に涙を拭おうと手が顔に近づいたり、呼吸が荒くなって吐物から漂うウイルスをよく吸い込んでしまったりして、感染率上がるのだと思う。
後で声を出して泣いても笑っても良いので、吐物処理と消毒の時だけは冷静に努めよう。
手抜きポイント
手抜きするのは家事、中でも炊事である。看病のために1日フリーに動けるとしても、全てをこなしながら三食準備するのは厳しい。
嘔吐下痢があった家族の分だけ食べられそうなものを手作りして、自分や元気な家族の分はテイクアウトやデリバリーにする手もある。
もっと疲れていて手作りできなければ、冷凍うどん、茶碗蒸し、レトルトのおかゆ等を買って、温めて出すだけだって良い。
少しでも空いた時間にぼんやりしたり、温かいお茶を作って飲んだり、ボールや器具で体のマッサージやストレッチをしたり、15分程度の動画を見たり…
とにかく短時間でもホッとする時間を作るのが大切だ。
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